おどろきの雹（ひょう）！ [日常のできごと]
2009/07/28 Mardi
今年のスイスは、夏っぽい日が結構続いています。
一気に涼しくなって「あれっきり暑い日はなかったねぇ…」なんて夏もあるから
今年はいい方だと思うのですが…。
スイスの夏には、1年に1回くらいは「雹（ひょう）」が降ってビックリします。
しかしっ！！先日降った雹の凄いコトったら！！
7月23日木曜日の午後です。
（「20 minutes」という新聞から。オットの足ではありません。）
こんな感じです。もうビックリ。
その降り出したとき、私はバスの中にいたのです。
お友達とお買い物に行こうとバス停で待ち合わせをしていたら、
雨が降り出して、一時は家に帰ろうかとも思ったのですが、
雨粒があまりに大きくなってきたので「乗っちゃって駅で雨宿りしようかぁ〜」と
バスに乗り込みました。
すると、乗ったとたんに、雨が氷に変わってきて
どんどん粒が大きくなって、バスの中は、
「ボンッボンッ！ガンガン！ドヒャグヒャッ！」と凄い音が鳴り響き、
次々と停まるバス停からは、必死の形相の人々が、頭をおさえて
乗り込んできて、（しかも、バス停の屋根に当たる雹の音がこれまた凄いっ！）
人々と一緒にバスの中に入ってきた氷の大きさがピンポン球の大きさくらいっ！！
バスの中は、それを見て「ヒェ〜！！」と驚き、ちょっとしたパニック状態でした。
「こんなこと天気予報で言ってなかったわよー！」とマダムもしかめっ面で
言っていました。
（「20 minutes」に乗っていた写真。この子は止んでから集めに行ったのですよね…。）
（「20 minutes」から。玉子と比較している…。でかいっ！！）
あとから考えたらバスの中で動画を撮っておけば良かったな…と思いました。
しかし、その時はビックリしてとてもそんな状態ではなかったです。
いやーもうっ！！ビックリ。
雹が止むまでバスに乗っていようと思ったのですが、
バスの運転手さんが駅の屋根のある部分にバスを駐めてくれたので
駅のカフェで天気が回復するのを待ちました。
しばらくしてから、買い物に繰り出したのですが、
行こうと思う通りをふと覗くと、「あっ！！そこまで、次の雨が来ているっ！！」
こんなのってあります！？
（数十メートル先は、雨で真っ白！私たちは反対方向に進路変更！）
ひどい天気の日でした。
オットは、仕事に車で出かけているのですが、屋根なしの駐車場……。
どうなっているのか…と心配しましたが、
案の定…フロントガラスにヒビ、ボディはボコボコの状態…。
（細かくニキビ跡のように引っ込みが…。）
（ちょっと分かりずらいのですが、無数のポコポコが…。同僚の方も観察に）
（フロントガラスにまぁるいヒビが…。）
（中側から見るとこんな感じ。）
まぁるいモノが「ドガッ！！」と落ちてきたのですね〜。
いろいろ修理に出さなくちゃ行けなくて面倒くさいなぁ…。車屋さんも混んでいて
面倒くさがるだろうなぁ…といろいろ想像しています。
その後も、この状態の車でドライブしてますが、ボコボコの状態で
走っている車がたくさんいるので、「まあ、いいかぁ〜」って感じです。
それにしても、今までの人生で最大の雹でした。
ちなみにスイスは大きな被害を受けましたが、（建物や作物）
ケガをした人はいなかったそうです。それはそれで、ちょっとビックリ。
他の写真を見たい方は、↓ （いつまで見られるかわかりませんが…。）
こちらをどうぞ。
スイスは、街中と言っても「山」に住んでいるようなものなのでしょうがないのでしょうか。
ちなみに私が住んでいる町も海抜650mくらい。山！？ですよね。
2009-07-28 15:41
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コメント(8)
これは、すごいですね・・・
みんこさんもご主人も、ご無事で何よりでした。
サンモリッツ周辺は何事もありませんでした。。
「雨がこっちにくる！」というお写真、まるで漫画か何かみたいですね！
面白い。雲が細かく移動してるのでしょうか。
お車のフロントガラス、三日月ですね。。
by Bonheur (2009-07-28 22:29)
宮島さん、nice!ありがとうございます〜。
by みんこ (2009-07-29 05:25)
Bonheurさん、スイスにいるとき、この雹に遭わなかったようで
良かったですね。この雹が降ったのは、フリブール州、ヴォー州、
ベルン州、ルツェルン州でした。林檎やとうもろこしなどの
被害が大きいようで、これから値上がりするだろうと予想されて
います。スイス人は、地元ラブなので、国内の食材が値上がりする
のは、痛いですよ。
by みんこ (2009-07-29 15:05)
映画でそんなシーンを視たことがあるような・・・
それにしても大きい。
頭に当たったら、痛いでは済まないですね。
昨年に引き続き、国内も大雨や竜巻で大変なことになっています。
by わか (2009-07-29 20:52)
わかさん、こんにちは。
そうなんですよ…。
この氷が頭に当たったら、痛いどころではないですよね？
ところが、ニュースを見ると「怪我人はいない」とのこと。
まあ、日本みたいに人の数は多くないですが、それにしても…。
スイス人は、なかなか病院に行かないようですので、そのせいかな…。
by みんこ (2009-07-30 04:39)
みんこさん、ウシの種類を教えてくださってありがとうございます。
ブラウンスイスというのですね。カワイイ～。かわいすぎますね。
スイスを旅行中、「動物に生まれ変わるなら、スイスのあの牛がいい。のんびりしているし、人間にとって食べられることはないし、子孫を残すと喜ばれるし、けなげな感じだし・・・」とぼーっと考えました。
自分のハンドルネームをブラウンスイスに変えようかと、ちょっと考えました。
by Bonheur (2009-07-30 20:58)
Bonheurさん、再びこんにちは。
きゃわいいですよね〜ブラウンスイス。
なんだかカオがひときわ…かわいい…。
あれで、ベランダサイズだったら絶対欲しいけど…。
by みんこ (2009-07-31 06:03)
みんこさん おはようございます。 でも、もうみんこさんちは真夜中ですね。このコメントを見ていただけるころは「おはようございます。」の時間だと思います。この卵大の雹の大きさにも驚かされました。車の被害も大変でしたね。
実は9年前の2000年5月24日に私の家の近くでも大きな雹が降った事を思い出しました。ピンポン玉くらいの大きさだったと思います。家の駐車場も屋根がないので心配しましたが被害はなかったと思います。それだけみんこさんのところは直径が大きかったのだとと思います。
しかし、その後に家の塗装業者の人たちが沢山訪問してきました。火災保険には雹の被害にも救済されるようになっているためだったようです。全て保険で出来とのことなので、お願いして屋根を全て塗り替えてもらいました。
ネットで2000年の雹の記事がありました。記事によると、みかん大の雹がふり130人が負傷したそうです。農業被害も66億円だったそうです。みんこさんのおかげであの時の被害を９年後に知ることが出来ました。(笑)
http://www.jma-net.go.jp/choshi/disaster/20000524hyo/20000524hyo.html
by SORI (2009-08-14 08:26)